2024年11月22〜24日、昨年に引き続きYoga Kaf

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体験
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2024年11月22〜24日、昨年に引き続きYoga Kafeというヨガスタジオを主宰する台湾のヨガ教師/ヨガセラピスト、Janus Tsai(蔡士傑)に招かれワークショップを開催しました。

1〜2回目のテーマは、クリパルヨガの体験でしたが、3回目は心の癒しや変容と絡めたワークショップを依頼されたので、タイトルは「人生に変容をもたらすヨガ」(Transformational Yoga for Your Life)となりました。

内容としては、クリパル・ジャパンで開催しているグループ・ファシリテーション「Life Transformation」やフェニックス・ライジング・ヨガセラピーの一般コース基礎・応用で体験する内容を組み合わせたものを中心に3日間(合計21時間)という枠内に凝縮しました。

フェニックス・ライジング・ヨガセラピーは、その創始者であるマイケル・リーが台湾で一般コースを開催したことはあるのですが、日本と同様にまだまだ一般には知られていません。そんな中、満員の14人が集まってくれたのは凄いことです。

今回の参加者のほとんどはJanus Tsaiの指導でヨガ教師トレーニングを卒業した人たちであったことと、昨年のクリパルヨガのワークショップに参加してくれた5人も含まれていたので、比較的、リラックスした学びの空間ができていました。

とは言え、体を通した参加者の体験や、そこで生じる心の反応は概ね日本とよく似ています。

例えば、自分に起きていることを思考で理解しようとするあまり、体の中でただ体験し続けるというシンプルなことが難しかったり、気づいたことをそのままにしていられず、ついつい自分の理想とするあり方にコントロールしたり変えようともがいたり、自分の体験をそのままを受け入れる(受容する)ことは意外と難しいものです。

また、クリパルヨガやフェニックス・ライジング・ヨガセラピーで実践するエッジの体験は、体を痛めるのではないかと不安になって、十分に止まっていられなかったり、体だけでなくそこに伴う心理的な不快感や違和感に居心地の悪さを感じたりするものです。

クリパルヨガに影響を与えたインドのヨギ、スワミ・クリパルが、「魂の探求者の多くがヨガの実践を始めるが、多くの人がまさに正しいことが起きている最中に止めてしまう」と伝えていたように、居心地の悪さやは、まさに正しいことが起きている印であり、変容(トランスフォメーション)が起き始めている兆候とも言えます。

ヨガにおいて、体は気持ちよく感じるべき、心は平穏であるべき、というイメージが先行すると、居心地の悪い体験の中で心の混乱や葛藤が生じ易いのですが、そのプロセスに止まり続けるなら、いずれ自分たちを束縛している自らの世界観や価値観に気づいていくことでしょう。

体を通した気づきは決して忘れることはありません。記憶は忘れても、体はいつまでも覚えているからです。

言葉や文化の壁はありますが、人として抱える喜びや苦しみはどこでも同じだと感じます。参加者の体験を聞かせてもらう中で、彼らが人生で抱えるさまざまなテーマも日本の生徒たちと非常に似ていることを改めて感じる3日間でした。

今回のワークショップの中で起きた一人ひとりの気づきがこれで終わることなく、さらなる自己探求と変容のプロセスとして続いていくことを心から願っています。
(クリパル・ジャパン代表 三浦敏郎)

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